保育・教育のフィロソフィー


保育・教育の中で大切にしたいこと

豊かな自然と家庭的な室内環境の中で子ども達が、

“自然”の中で遊びを楽しむこと
毎日の生活をエンジョイし、自分らしく生き生きとした姿で遊びを楽しむこと
自然なスタイルで一日を過ごせること

を大切にしています!

保育・教育の理念

「子どもたちにとって最高の幸せは、個性を認められることにつきる」(ゲーテ)
小さな子どもといえども一人の人間として尊重され、その個性を認められることを千草こどものそのでは、保育の理念(バックボーン)として考えています。
0歳から5歳までの幅広い年齢の子どもたち、パパ・ママたち、おじいちゃん、おばあちゃん、保育教諭、地域の方々、など様々な人とのおつき合いの中で、子どもは成長していくものだと考えています。

園の生活には


「野生でない自然がある」
「温室でない培養がある」
「放任でない自由がある」
「抑圧でない管理がある」
「強要でない期待がある」
(倉橋惣三より)

私たち千草こどものそののスタッフは、子どもたちに
「温室のように無理強いに花を咲かすのでもなく、野原のように野生のまま放任しておくのでもなく、自然に成長して、自然に咲くべきものに、適当な培養を与える。」
(倉橋惣三より)
ことが、私たち保育・教育にたずさわる者の仕事だと考えています。

そして、
「子どもの心に美しい糸をていねいに織り込まなければならない。なぜならいつの日にか、これらの糸が世界をおおう布として織りあがることになるからだ。」(エレン・ケイ「児童の世紀」より)
ということを常に意識しています。

保育・教育方針

このような理念のもとに、子どもたちにとって認定こども園での生活が、自然なスタイルで昼間の家庭として楽しくすごせるように、そして毎日の生活をエンジョイできるように!と願っています。
また、淡路島の豊かな自然の中で四季を通じ様々な自然に触れあい、体でエコロジー(自然界での共生)を理解し、他者に対する思いやり、そして自然を大切にする優しい心を育みたいと考えています。

保育・教育内容

食事

楽しく食べる雰囲気作りを大切にしながら

食事の中で心がけていること

  1. 充実した生活のもと十分に遊ぶことにより空腹感や食欲を感じ、それを満たす心地よさを得ること
  2. さまざまな体験を通し、いろいろな食べ物に親しみを持ち食べたいもの、好きなものが増えていくようにすること
  3. さまざまな人とのおつき合いの中で、一緒に食べたいと思う人がいること
  4. 食事を作ることや食事の場を準備することで食べることは、生きる喜びにつながっていることを自覚すること
  5. 食材の栽培など、命を育む営みを経験し、それを味わい、食べ物を話題にできるようにすること

遊び

みんなで一緒に遊ぶ楽しさと自分の好きな遊びに熱中できる時間を一日の中でバランスを考えながら

遊びの中で心がけていること

  1. 新鮮な空気と太陽の光の下で、屋外での遊びを十分に楽しむこと
  2. ゆったりとした家庭的な室内空間が整えられていること
  3. 室内でも屋外でも、思わず遊びたくなるような素材を使って遊びを楽しむこと
  4. 元気に体を動かして遊ぶ時間と静かな遊びの時間のバランスが整っていること
  5. 美的な創造を探求する経験が与えられること
  6. 様々な年齢の子どもたちと遊ぶ経験が与えられること
  7. 大人の指示のない、自由な遊びの時間を十分に与えられること
  8. 人間性豊かな思いやりのある大人に接すること
  9. シャドーワーク(掃除や食器の後かたづけなどの日常の仕事動作)を経験すること
  10. 自然と共に生きるセンスを身につけること

休息

個々の状態に合わせた無理のない休息を

休息の中で心がけていること

  1. 快適な室温、風通し、静けさ、光量が整えられていること
  2. 大人の温かい見守りの中、静かに眠りにつくこと
  3. 清潔な寝具が整えられていること
  4. 一人ひとりの子どもの成長に合わせた睡眠リズムと睡眠時間が与えられていること
  5. 活動の後には、心地よいリラックスした時間が用意されていること